通信事例
■ 要約
SGMLシステムで運用されている文章の翻訳は、SGMLの理解および検証が必要なため、お客様のもとに核となる人間を派遣することで対応しました。
■ 課題
- SGML文書の翻訳は検証しつつすすめないと、問題点把握が困難
- SGMLシステムはお客様のもとでのみ検証可能
■ ソリューション
- プロジェクトの開始数ヶ月に翻訳チームを派遣
- 翻訳品質管理者がお客様に常駐し、SGML検証、フィードバックを行う
■ 結論
- SGML構造を理解して翻訳を進行できた
- SGMLのエラー発生を事前に検証可能
- システムがお客様社内であっても、その不自由さを克服
■ 事例
通信機器大手のお客様の携帯電話、固定電話用の基地局用ドキュメントは、管理を先進的に行っており、SGMLで運用されています。ところがSGMLは管理上ではすぐれていますが、こと翻訳をおこなうとなると、翻訳文章が細分化され前後の文脈を把握することが困難、翻訳を進める上で翻訳以外の記号(タグ)をこわしてしまうおそれもあります。翻訳したものを再度SGMLのルールにしたがって、検証するときにエラーが表示されると、翻訳者にとっては、どこに問題があるのかがわからないと修正もおぼつかないものでした。この検証システムもお客様のなかで稼動するものなので、十印社内では実施できないものです。
そこで、わたしたちはSGMLのファイルを正しくあつかい、適切に処置するには、お客様により近いところで作業をおこない、そこから技術と経験を蓄積することが第一歩だと考えました。このプロジェクトの翻訳品質管理者をはじめ数名、このプロジェクトを担当する翻訳者を数ヶ月派遣して、システムの理解、またお客様のもとでしか検証できないシステムを実際にあつかわせていただくことで、SGMLの翻訳の留意点を把握しました。もちろん派遣の期間もプロジェクトはお客様のもとで進めています。
その後、派遣者のうち翻訳者は引き上げ、翻訳に専念しますが、翻訳品質管理者は引き続きお客様のもとで作業をつづけ、翻訳のシステム検証の翻訳者へのフィードバックを行いながらプロジェクトを完了させました。