医薬事例
■ 要約
製薬会社の開発部門から、米国の医学ジャーナルへ投稿する論文翻訳の相談を受けたので、翻訳者、ネイティブチェッカー、投稿論文作成者等によるグループ体制を提案し、翻訳を受注しました。
■ 課題
- 論文作成者が複数名関わっているので、文書の内容統一化が必要だった。
- 投稿する文書は最新の情報をはっきり強調しなければならない。
- 医学ジャーナルのリジェクト率70%という厳しい基準のクリア
- 切迫した締め切り期日への対応
■ 結論
- 論文がアクセプトされた。
- グループ体制(各担当者の時間確保)を組み、翻訳作業から投稿プロセスまで管理することによって、作業時間を短縮する事ができた。
■ 事例
同クライアントからは、今まで和文英訳の非臨床関連翻訳の依頼を受けていましたが、今回は投稿論文の相談にのってほしいとのこと。
問題としては、研究所、本社、文書作成者等が分散している為、限られた時間内での日本語の文書統一が時間的に厳しいので、それらを推敲しながら投稿ができないものかと相談を受けました。
投稿論文の場合は、内容の把握、理解はもちろんの事、投稿に関する知識や経験がなければ進められないものでしたので、まず、最初に適切な翻訳者を選任することが重要でしたので、A雑誌のレフェリー経験を持つ翻訳者を選任しました。
課題で述べているように、原稿作成者が複数に分かれていた為、不自然な表現の修正や、最新情報を強調しなければならない為に、クライアント担当者と翻訳者が数回のミーティングを重ねました。このようにして、原文の推敲、統一等作業を経て、第一段階の英訳原稿が出来上がりました。
第二段階として英訳原稿のネイティブプルーフリーディング(弊社担当者は、Ph. D)の作業に入りました。投稿論文は、明確な英文でなければなりません。しかし日本語に沿って英訳しますので、どうしても不自然な英語表現になりがちです。その様な箇所は、ネイティブのチェックした修正が必要な項目について、翻訳者が再度表現の検討を重ね、クライアント担当者と綿密な打合せをすることにより、精度の高い投稿論文を作成することができました。
また雑誌毎に異なる様々な投稿規程に基づき、書式やフォントなどの文書の体裁を整えたり、カバーレターを作成する作業も必要となります。投稿論文作成を熟知した担当者が迅速に作業を進め、切迫した締め切り期日までに論文を提出することができました。