事例2 - 企業向けコピー複合機 国内グローバル企業へのサービス
■ 概要と背景
市場における優位性を拡大するため、企業はしのぎをけずって、製品の機能の拡張、IT化を推進します。企業向け複合機を短期間で市場に送り出す本事例の企業も例外ではありません。
企業内でのインタネット、LANの浸透によって、コピー複合機も既存のネットワークへの組み込み、PCを経由しての機器管理が重要な課題になってきました。
本事例の企業は、そういった時流に対応するため、機器のオンライン化を推進し、既存の印刷されたマニュアルから、HTML形式でのCD-ROMメディアや、企業内LANへ接続したPC上の機器管理システムに連動したHTML形式のマニュアルへの移行を段階的にすすめました。
最終的には、マニュアルにおける印刷物の割合は、「クイックガイド」のようなものに限定化されるでしょう。
本事例では、既存のマニュアルの制作フローから、いかにしてオンライン化に対応した制作フローへ移行したかの事例を紹介します。
■ この事例におけるお客様の問題点・要望
- 多言語における既存のデータベース運用を踏襲し、既存のコンテンツ(印刷されたマニュアル)と今後のコンテンツ(オンライン)の一元管理・共有化をしたい
- データの汎用性のためにコンテンツは、XML形式で管理してほしい
- 型番や仕向けの違いが多いので、これらの構成を最大限共有化し管理してほしい
- ボタンやメニューが最後の最後まで決定しないので、これらの情報はコンテンツと別の管理をしてほしい
■ ソリューション
- 既存多言語コンテンツとオンライン多言語コンテンツ管理のための汎用テキストコンテンツユニットをデータベース管理し、文書の構造と切り離す管理方法を実装
- 既存コンテンツ(SGML)の翻訳メモリ(翻訳元言語-翻訳先言語という翻訳言語ペア)からXML形式(UTF-8)に変換するWEBベース変換サーバを開発
- 仕向けや型番などの情報や、章(印刷されたマニュアル)やオンライン(オンライン)などの構成管理はデータベースで行うシステムを実装
- あらかじめボタンやメニューなどのUI要素を「マイクロソフトスタイルガイド」に準拠して抽出し、運用ルールを決めた。データ作成をおこなう運用方法を確定して、データベースからUI要素を取り出し(MS Excel形式とXML形式)、コンテンツ翻訳とは別のワークフローを実装
■ 採用した技術・ツール
- Enterprise Publisher :CMS(コンテンツ管理)
- XSLT変換:データベースからのUI翻訳 Import/Export
- Antenna House XSL Formatter:オンラインコンテンツ校正用PDF生成
- Tomcat Struts JSP Application Framework:変換アプリケーションサーバ
- Delphi:データベースコンテンツからの翻訳メモリ作成のためのユーザインタフェース
- OmniMark:XMLコンテンツから独自フォーマットのオンラインヘルプ作成のための処理
- MS Visual C++:マニュアル(印刷物)のDTP作業ツールの効率化ための相互参照、自動索引などのXML対応プラグイン作成
- JavaScript:独自フォーマットのオンラインヘルプのDynamic目次、索引